基本的考察について

 以前に、『鄙からの発信』で、「不動産の鑑定評価に関する基本的考
察・・故櫛田光男氏著」を、取り上げたことがございます。昭和41年初
版の書籍ですが、今に至るも決して古くなく、それどころか今だからこ
そ、鑑定評価を志す人にも、三次合格後月日を経た鑑定士にもお読み頂
きたい書籍と思います。同書は技術書と言うよりは、鑑定士の心構えを
説いている書であり、鑑定評価の骨格を形成する哲学書と位置づけられ
る書籍です。是非ともご一読をお勧めします。
 残念ながら絶版になっており、図書館で読むか誰か先輩に借りて読む
しかございませんでした。ところが、このたび財団法人日本不動産研究
所の手で復刻されました。美装本であり保存版としても佳い書籍と思い
ます。ただし、どういう訳か非売品であります。
 お手に取ってお読みになりたい方は、研究所さんへお問い合わせ下さ
い。多分、しばらくは余部があるものと思います。
 同書末尾の「野球に関する12章・・闘志について」などは櫛田氏のも
のの考え方の背景を知る上で、興味深い一章と思います。
日本不動産研究所様へのメールアドレス
webmaster@reinet.or.jp 

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