不動産投資INDEX その2

【茫猿遠吠・・不動産投資INDEX-2・・02.08.27】
 さて、茫猿が北海道会において伺ったことや、質疑応答などに立ち入る前に、
北海道会において頂戴した「不動産投資インデックスについて」と題する冊子の
冒頭に掲げられている、北海道会研究資料委員長・宮達隆行氏の巻頭言を引用ご
紹介します。(同巻頭言はH13.3.30公表であり、一部を省略しています。)
『引用開始』
 現在、種々の機関(企業〉において不動産投資インデックスの研究が進められ
ております。しかしその対象は首都圏等大都市を中心に実施されているのが現状
です。札幌市についてのインデックス数値も公表されていますが、いまのところ
比較対象が少なく実務的に活用し得るレベルには達していません。また今後につ
いても当面は大都市中心となることはやむを得ないところと考えられているので
あります。
 しかし、札幌に限らず地方都市においても不動産投資は存在しその指標は必要
なのです。十分な指標がなけれ投資は呼びこめませんし、指標がないことがリス
ク要因と捉えられ適正な価格形成が損なわれることさえも十分に考えられること
ではないでしょうか。
 また、インデックスは継続した数値が蓄積されて初めて有益な指標となり得る
のであり、調査の開始が遅れることは、取りも直さず指数の充実が遅れることを
意味します。
 こうした事情を鑑み、本会研究資料委員会において、今年度より、北海道にお
ける「不動産投資インデックス」の研究を開始致しました。
 不動産のあり方、不動産の価格メカニズムに専門家として携わっている不動産
鑑定士の団体がインデックス算定に関わることで、他の機関の数値との相互検証、
相互補完的な役割を果たすことが第一の目的ですが、同時に、本会におけるイン
デックス算定手法、資料の収集方法、作業を通して得られる問題点の整理等が、
今後の不動産投資インデックスの整備・提供等の確立に向けて役立てることがで
きればとも考えています。
 そして本日、今年度につきましては、札幌中央区内の商業地及び住宅地それぞ
れ1地点の合計2地点ではありますが、標準地を選定し、インデックス算定作業
を行ったその成果を発表すべく研修会を迎えることとなった次第であります。
委員会といたしましては、今年度につきましては北海道の具体的な不動産投資イ
ンデックスの指数をご提示することにより、会員の皆様の不動産投資インデック
スに対する理解の一助となればと考えております。
 また、不動産インデックス作成にあたっては、地価動向、貸料動向、建築動向
等不動産に関わる資料を体系的、網羅的かつ継続的に収集整理し蓄積することが
重要であります。
 つまり不動産投資インデックス事業は、北海道の不動産に対する投資の有益な
指標を提供し社会に貢献することのみならず、不動産の価格メカニズムを追求す
るうえで有益な不動産市場における各種データの蓄積を可能とし、それを活用す
ることにより不動産鑑定評価の精度を高め、それがまた不動産の適正な価格の形
成に資することになると信じるところであります。
 従いまして、次年度以降の当該インデックス事業の実施の必要性に関しまして
も、皆様のご理解をいただきたくお願い申しあげる次第でございます。
 最後になりましたが、一般業務の傍ら本インデックス作業全般の取りまとめに
ご尽力いただいた吉田仁小委員長をはじめ、調査、算定作業に貴重な時間を割い
ていただいたデータベース小委員会委員各位に深く感謝申し上げます。
『引用終了』
 宮達委員長の巻頭言は、「不動産投資家の意志決定に不可欠なベンチマーク的
指標、即ち不動産投資インデックスの必要性」について、過不足無く的確に説明
されているモノであり、敢えて長文の引用をさせて頂きました。
 茫猿としても、「地価動向、貸料動向、建築動向等不動産に関わる資料を体系
的、網羅的かつ継続的に収集整理し蓄積する」ことこそが重要であり、そして目
標で在らねばならないと考えています。
 繰り返しになりますが、インデックス作成は結果であろうと考えます。
目標は質量共に利用にかなう、関連データの蓄積にあると考えるのです。
次号はその実際について、報告いたします。
・・・・・・・本日これまで 続く・・・・・・・

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