第二次湾岸戦争

【茫猿遠吠・・第二次湾岸戦争・・03.03.19】
 下記の記事が注目です。茫猿は以前から内外の問題はマスコミ、なかでも
一般紙やTVだけを見ていては、見えるものも見えてこないと述べてきました。
明日にも始まるかもしれないアメリカ・イラク戦争について、前にも紹介した
「田中宇の国際ニュース解説 2003年3月18日」では「イラク侵攻のリスク」と
題して最新解説を掲載しています。
 小泉総理の説明では、なぜ日本がアメリカを全面支持するのか、さっぱり判
りませんが、このWeb Site の一連の記事を読めば背景がよく理解でき
ます。小泉総理は「ネオコン」なのかもしれないというより、ネオコンなので
しょう。
【この一連の政府説明で最も奇異に思えたのは、日本には軍隊が存在しないか
ら某国の侵攻になす術がないと、言い放った政府高官です】
★イラク侵攻のリスク http://tanakanews.com/d0318iraq.htm
 遠い日本にいて、根底ではインド伝来の多神教と風土伝来の多神教が混合し
た精神世界にいる、私たちには理解の枠を超えているのでしょう。
ユダヤ教もキリスト教もイスラム教も、その根源を同じくする一神教であり、
宗教原理主義にも馴染みやすい精神世界なのだと思います。
 エルサレムがこの三大宗教の聖地として重複しているという事実が、問題を
ことさらに複雑にしている訳でしょうし、パレスチナとイスラエルという、
元をただせば、大国のパワーポリティックスが招いた現実もそれに陰を大きく
落としていると思います。
 今回の米国と仏国の安保理決議をめぐる争いも、アジアやアフリカの視点か
ら見れば、政治大国と軍事大国のパワーポリティックスのなせる業(ゴウ)と
言ってしまえば実も蓋もないでしょうか。
 アメリカ一般社会では9.11以来、アフガンもアラビアもイラクもイランも
イスラム圏域と一括りにされてしまっているのでしょう。
 このことは、少し収まってきて冷静な論調も見られるようになっきた、
拉致事件実態判明直後の何もかもない混ぜにする日本社会の風潮を振り返れば
よく理解できます。
 今は、イラクの人々、なかでも女性と子供達が被るであろう
災難が少しでも軽くあってほしいと祈るだけです。
・・・・・・いつもの蛇足です・・・・・・
 今朝ほど、東京のT社から女性の声でお電話がございました。
選挙支援要請のお電話でした。珍しいことです。
 我が業界の選挙については、近いうちに記事にしたいと思いますが、
いくつか届けられる文書を見ていても、なにやら太平楽なコップの嵐を見てい
るようで、迷走する我が業界に瞑想するばかりです。
次いで、読者よりこのようなE.Mailが届きました。
『福岡へ出向かれたのですね。お疲れ様です。』
『競売最低売却価格設定の選択制については心配していません。
 「いくらでもいいから売ってくれ~」と、
 そんな債権者が大勢いるとは考えられませんから。
             まっ、やってみてもらって。(笑)』
 茫猿にしたって、杞憂に終われば、それにこしたことはない。
そう思っています。でも、茫猿の予言は過去によく当たっているのです。
  これは、あくまで噂の域を出ませんが、
 2月の逆転劇に際して、民法改正を課題とする法務省と、
 最低売却価格に関して民事執行法改正を望む自民党は、
 両者をバーター取引したという噂があります。
茫猿は、この噂は結構信憑性が高いと思ってます。
 ※※ 最後に怖い話を二つほど ※※
・戦争について勇ましい議論をしたがる人は想像力に欠ける。
衛星中継で見るバーチャル化或いはゲーム化した現代の戦争では、
生首が飛んだり、鮮血を浴びたり、銃を突きつけられたりという、
己の姿を想像するのに努力がいるからです。
・地雷で死ぬ人よりも、手足を失う人の方が多い現実がある。
それは、死ねばそれで終わりだが、障害者の増加は、
家族を始めとして、地域社会や国家に負担を増すからだ。
 そこまで、爆薬の量を加減する兵器とは何なのだろうか。

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