25周年記念旅行

(社)岐阜県不動産鑑定士協会の二十五周年記念事業も先週の「出羽の国・伝統的建造物研修旅行」で、一応のフィナーレとなりました。
もちろんのこと、まだ記念誌発刊作業が継続中であり、INDEXシンポジウムや記念講演のテープ起こし、そして校正、全体レイアウトなどの作業が営々として続いています。担当委員会諸氏はご苦労様と云うところであるが、編集作業の峠は越えたようで、後は印刷屋任せという処だろうか。遅くとも6月中には発行できる見通しである。


さて東北南部を中心とする研修旅行であるが、他人の旅行記を読まされても、よほどの発掘記事でもなければ退屈なだけだろうから詳細は割愛する。
なかでの茫猿が感じた見所だけを拾っておくと、仙台・松島の瑞巌寺は何度行っても良い寺である。寺院の佇まいも重厚である。
次いで、山形・酒田の山居倉庫と本間邸は木造建築に関心があれば、これも一見の価値有りと感じたことである。他には、羽黒山の鐘楼と三山合祭殿も重厚である。そして藤沢周平の世界である海坂藩故地鶴岡市は優美な佇まいの町であった。(いずれも詳しくはNET検索でご覧下さい)
『羽黒山の鐘楼と三山合祭殿です。』

危うく忘れるところでしたが、鶴岡郊外の湯田川温泉は鄙びた情感溢れる温泉地です。今回、二泊したのは、鳴子温泉と湯野浜温泉ですが、叶うことならもう一泊、湯田川温泉に泊まりたかったと未練を残しています。
※藤沢周平ゆかりの湯田川温泉
http://www.e-yamagata.com/top/meitou/yutagawa.htm
食べ物であるが、仙台・塩釜の田里津庵は料理もさることながら、松島湾を眼下に望むロケーションが美しく、料理を引き立ててくれる。
山形では何はさておき蕎麦であるが、今回の旅行では幹事が気を遣い(かくいう茫猿が幹事である)過ぎて、蕎麦会席を二度も食することとなり、蕎麦の前に刺身や天麩羅それにお酒で腹が満たされてしまい、蕎麦を味わうまでにはゆかなかったようです。幹事としては「天ざる」くらいで止めておくべきであったと反省することしきりである。(その方が安くもついた。)
田里津庵サイトです。
http://www.ichinobo.com/taritsuan/
蕎麦といえば、帰路の新潟空港で食した「小千谷・手振り蕎麦」がとても美味しかったことです。他には、同行の士協会事務局女性職員に大いにうけましたのが、松島湾周遊中でのカモメとの戯れです。
『同行の士協会事務局職員になじむカモメです。一瞬を撮ったのも事務局のI さんです。(決して合成ではありません)』

さて、旅行記はこの位にして、これも二十五周年事業の一環として士協会サイトをリニューアルしました。これは既報の通りでありますが、今回改めて記事にしますのは、リニューアルの細部がようやく完成し新機能を実感できるようになったからです。
新サイトはウエブログを基本として構築されていますが、このウエブログ機能の中で「トラックバック」機能がとても面白いというか、興味深いものがあります。詳しくは士協会サイトを見て実感して頂きたいことです。この『鄙からの発信』でも他のサイト記事をURLを掲載することにより引用できますが、トラックバック機能は、さらに一歩進んで引用したサイトにも参照サイト記事が自動的に掲載されるという点です。このあたりは素人があーだこーだと説明するよりも士協会サイトから実感して頂くのが宜しいでしょうから、説明は止めます。
(社)岐阜県不動産鑑定士協会サイトの該当記事
http://www.kantei-gifu.or.jp/blog-archives/000156.html
何でも鑑定評価に結びつける意図はないが、こういった機能を駆使すれば、本来は地域情報に詳しい鑑定士であるから、地場に密着した様々な情報を掘り起こして紹介することから、従来とは全く異なった視点あるいは位置から、地域というものに関わって行けるのではなかろうかと思います。ツールは用意した、されど、ツールを駆使するのは岐阜県士協会の皆さんである訳で、期待半分、冷めた気分半分というのが只今の茫猿ということでしょうか。

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