【茫猿遠吠・・読者投稿・・04.12.20】
頂いた、読者投稿です。匿名にて原文のまま掲載します。
雛からの発信読みました。
【正しくは鄙ですが、雛も宜なるかな!!】
カウンセラ-会の今回の件は、
鑑定士としてのカウセラ-の将来像が見えてきません。
きれいごと過ぎて危うさを感じます。
鑑定業発足40余年の今この業界が抱える問題の根底には
鑑定士が避けている問題があるのではないだろうかと思います。
それは皮肉にも不動産市場というものを研究し、
その結果を我々の仕事・商品(鑑定評価、コンサル等)として
収入を得ていながら、
自分たちの商品の市場(マ-ケット)のユ-ザ-の要求が
何であるか等市場分析の不足と誤認にあると思います。
何が求められているのか、
鑑定士は市場にどうかかわっていくのか、
競争の原則が機能しているのか等を捉えきれず躊躇しているうちに
鑑定法は改正され、ADRでは埒外に置かれ、
今また十分な議論もせず、
異動通知の閲覧をしなくて済む程度の認識で
事例調査を引き受けることで国交省の目懸になるのか、
地方の若手鑑定士は営業努力をすることなく
安価な報酬で東京の下請けに甘んじ、
仕事を作ってくれない、
増やしてくれない協会には期待ももてずと無関心を装う。
直接市場に関与していない人や学識経験者の作った-あり方-ではなく
自分達で幅広いアンケ-ト調査や直接市場に飛び込んで
生の意見を聞いて商品を開発し、
売値を決めていかなければ現状の打破は難しいと思います。
昨今、市場から見放されて凋落する業界や企業のいかに多いかを思うと
先行きが心配です。
来春には、小生で出来る市場との関わりを作りますので
その節はお知恵をお貸しください。
【T.R.氏投稿】
・・・・・・いつもの蛇足です・・・・・・
T.R.氏の云う「市場との関わり」が何を目指すのか、
茫猿には未だ判らない。
しかし、市場との密接な関わりなくして、
鑑定評価の未来がないであろうとは実感できることである。
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