変化の潮流

 マイクロソフトのビルゲイツが引退を公表した。最近は第一線から事実上退いて、専ら慈善財団の運営に関わっていたようだ。
 グーグルがウェブベースの表計算プログラムを公開し、追随者も現れている。さらにワープロも公開する予定だそうで、MSオフィスに代表されるパッケージソフトやパソコンのハードディスクが無用になる時期も近いのかもしれない。「各々方、ASP全盛時代も近い。この際ブラウザーもMIEからFirefoxに変えようではないか。それとも、国産ブラウザーが現れないかね。」


 鑑定協会が構築中のネットワークシステムが目指すべき基本概念は、
「効率的集中と効果的分散」にあり、「自主・分散・協働」の概念を大事にしたいと、Blog:鄙からの発信で述べてきた。
 最近、ある方からこんなコメントを戴いた。
『目指すべきコンセプトは「自律・分散・協調」にあり、それを確立するためには、優れた全体のフレームワークが必須です。』
 何となく鑑定業界の自律・分散・協調・統合失調症を指摘されたみたい。

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変化の潮流 への2件のフィードバック

  1. てーて のコメント:

    メインフレーム全盛時代は、ターミナルコンピュータはハードディスクを持たず、
    データのみならずアプリケーションまでもサーバーで一括管理してたんですけどね
    (今でもUNIXを学ぶ大学なんかでは、そういう環境は多くありますが、、)。
    果たして、時代は、進んでいるのか、それとも戻ろうとしているのか、、(^^;
    ダウンサイジングの結果がもたらした社会を経由して、
    通信インフラのコストがダウンした社会の行く末は、
    また当時のアプリケーションサーバー型の時代に戻るのでしょうかね。
    (もちろんベースの技術はだいぶ進化していますが。)
    う〜ん、、、いずれも一長一短があると思うので、やはりどちらも
    シチュエーション毎に使い分けられるのでしょうね、きっと。

  2. てーて のコメント:

    「自律分散協調」という言葉は、私がITを勉強する上で、
    考え方のお手本にしている人である村井純氏がよく使われる言葉です。
    http://junsec.wide.ad.jp/people/JunMurai/
    例えば、インターネットは、広い意味で自律分散協調の良いサンプルです。
    それぞれのサーバーは、それぞれの管理の下に、各自で運営されています
    (分散している)が、その背景にはインターネットを構成するプロトコルの
    フレームワークがあり、IPなどは階層型こそ取っていますが集中管理されています。
    鑑定業界のIT化を考える上で、どこまでを集中させどこまでを分散させるか?
    このバランス感覚こそが大切なのではないでしょうか?

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