旅は道連れ、草枕気儘旅

 来月のことになるが、十月には東北と九州を旅してみようと予定している。 そんな私事をサイトに公開するのは、現地で知己にお会いできたらと思うからである。ヒョッとしたら同行希望者も現れるかもしれない。


 旅と云っても並の観光旅行じゃない研修&マニアック鉄道の旅だから、同行希望者などはまず現れないであろうが、「森島が来るのか、よく来た!」という物好きな方はいるかもしれないと密かに思うのである。 それに、折角来るなら、ここへ行けとか、ここを観ろとか、あれを食べろなどという情報も頂けるかもしれないと期待するのである。

 と記していたら、同行希望者が現れたのである。「サイトを見たのだが、気儘旅とは面白そうだから、同行したい。」と言うのである。 鑑定士ではない古い友人であり、研修会の間だけは仙台独り気儘旅をするからという申し出である。快諾したことは云うまでもない。これで、旅は道連れ気儘旅となったのである。 熊本行き希望者はまだ現れない。現れたとしても航空券予約の問題があるけれど。 (現地の知友からのメールはまだ届いていない。) (この項追記:08/09/20)

 十月の旅その一は、東北三陸鉄道の旅である。旅の第一目的は東北会・宮城会合同の研修会に出席することである。 10/03(金)に予定される研修会テーマは、「仙台の活断層・地盤等に関する調査研究」である。活断層や地盤については重要な地理情報の一つである。調査研究成果を伺うとともに地理空間情報の活用にどのようにリンクされているのかを知りたいと思うし、現在進行中のNSDI-PTについても懇親会の席などで広報できればと考えている。
 翌日10/04から10/05にかけては、仙台→気仙沼→釜石の三陸沿岸鉄道の旅である。時刻表を開いてあれやこれやと検討するのが楽しみである。この頃はJRサイトを開けばたちどころに旅程案や線路図が示されるが、やはり時刻表を眺めながら考えるのが旅の企画段階での大きな楽しみである。
 年初に、「塾・鄙からの発信行事」の一つとして、東北、遠野・角館旅行を考えていたが、例のNSDI-PTに忙殺されてしまい、とても旅行企画の余裕が無くなってしまいました。 自らはその穴埋めとして東北会・宮城会合同研修会に参加し、ついでに秋の三陸沿岸を楽しもうという訳である。
『三陸の旅・旅程 (08/09/05時点)』
10/03 08:31 名古屋発、東京経由 仙台着 11:01
10/03 13:30 宮城会研修会、懇親会参加、仙台市内で牛タンを肴に旧友と一献傾ける。
10/04 例えば、仙台発、気仙沼線、三陸リアス鉄道線経由、宮古迄であれば
 ・08:54 仙台発 南三陸1号  10:53 気仙沼着
 ・11:21 気仙沼発  大船渡線経由 12:20 盛着
 ・12:34 盛発  三陸鉄道南リアス線経由 13:26 釜石着
 ・13:41 釜石発  釜石・山田線経由 14:58 宮古着
※気仙沼では、戻り鰹に秋刀魚がある。 それに、気仙沼ちゃん(欣ちゃんファミリー)経営の宿(気仙沼大島)や、露天風呂から眺める太平洋の日の出などもある。
10/05 気仙沼から、宮古にでるか盛岡に行くか、平泉中尊寺毛越寺も捨てがたい。猊鼻渓という景勝地川下りもあるようだ。 ちょうど紅葉も始まる頃だろうし、どこかで新蕎麦も食べたいのである。
「三陸沿岸JR路線図」
 十月の旅その二は、これも主目的は研修会出席である。九州会後援・熊本会主催の10/17(金)に開催される田中秀征氏講演会に出席するのである。 ここでも懇親の席などで知己を求めてNSDI-PT広報ができればと、些かの助平心を潜めているのも事実である。だが、何よりも機会を見付けて旅に出ることである。事務所を縮小し多くの自由な時間を得た今こそ、気儘旅に出かける得難い時期だと考えるのである。
『熊本の旅・旅程 (08/09/05時点)』
10/17 08:05 中部国際空港発 熊本空港着 09:25
10/17 15:00 熊本会研修会(講師・田中秀征氏)参加
10/18 例えば、熊本発、阿蘇高原線、別府経由小倉迄であれば、
 ・08:33熊本発 九州横断特急2号 11:37 別府着
 ・12:22 別府発 ソニック28号 13:32 小倉着
JR九州・路線図
 この基本設定を手始めにして途中下車あり、寄り道ありの草枕気儘旅(くさまくらきままたび)を、これから時刻表片手に楽しむのである。 それぞれ初日の旅程と宿は確保したのであるが、翌日以降は未定である。未定のまま旅に出るのも悪くはないが、この一ヶ月間、あれやこれやと旅程を弄くり廻すのも楽しみなのである。 旅の醍醐味は旅立ち前に有り、旅に有り、帰着しての後にも有るのである。だから草枕気儘旅なのであり、全行程が予約済み定められた旅行とは違うのである。仙山線で日本海へ抜けるも良いし、阿蘇をやめて天草に渡るもよいのである。

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