五里霧中

 既報のとおり去る八月三日に今期のNSDI-PT第一回会合が開催されましたが、その続報を記事にできないままに数日が過ぎてしまいました。 鑑定協会としては破格といえる予算額が認められ、今期の事業計画案も総会・理事会等で無事に承認されたと聞き及んであります。 PTメンバー構成も決定したのですが、さて何から着手すればよいのだろうかと五里霧中状態でして、続報記事が書けずに今日に至ったというわけです。


 T.Y氏から示唆を頂いたWMS(GIS):Web Mapping Service についても、ご教示にしたがってネット検索を行ってみましたが、正直なところ茫猿の手には余ります。 あれやこれやと考えていますが良い答えが見つけられません。 PTメンバーや会員のなかには優れた方が多数お見えになるだろうと思いますが、手許によせられる情報はとても少ない状況です。 茫猿としては、先ずは専門家との提携が必要なのだろうとも考えますが、如何なものでしょうか。
「事業計画その1.時系列情報と地理空間情報を併せた地価の分析」
a.三次データの地理座標値を取得する。 
b.取得した座標データを用いて、地価分析の実証実験を行う。
 市販のジオコーダーを利用して、実験を行うエリアの取引情報についてその地理座標値を取得する精度検証実験を先ず行うとして、市販ジオコーダーの選択はどうするのか、どのエリアを実証実験対象とするのか。 そのデータ管理者の理解をどのように得るのか。判らないことだらけです。
・プロジェクトチーム単独で実験実施が可能であろうか?
・広く会員に参加を求めたり、第三者(専門家)の参加を求める必要はなかろうか?
・GIS地価分析で具体的に何を行うのか? その利用ソフトは何を採用するのか?
 漠然としたイメージはありますが、その具体的モデルが見えてこないのです。
「事業計画その2.REA-MAP運用版モデルの構築」
昨年度作成したREA-MAP(β版)を、実際利用可能なモデルに再構築する。
a.REA-MAPのブラッシュアップ(より優れたものへと進化させる)を行う。
b.REA-NET等セキュリテイ強化対策
 再構築するとして、
・ブラッシュアップの目標設定と実施業者の選定は?
・運用版のセキュリテイ対策は?
・安全且つ安定的に運用可能なネットワーク構築は?
・試験運用に参加いただく士協会等の募集に際しては、具体的要綱に何を示すのか?
 先ずは何をしたいのかを、具体的に明らかにすることなのであろうと考えています。 その上で、それら具体的目標が実現可能なのか、可能だとしてどのような機関や専門家との提携が必要なのか、それは可能なのかを整理する必要があると考えます。 その上で一つ一つ進めてゆくしかないのであろうと考えています。 いますが曙光すら見えてきません。
 鑑定士の各位はNSDI-PTに何かを期待されているのでしょうか、期待されるものは何でしょうか。 『鄙からの発信』読者各位の示唆や提言を渇望しています。

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