稲の花を撮影できました。 我が家の前の水田はまだ出穂前ですが、月末に訪れた島では次男が昨年に引き続いて耕作している水田で稲の穂が出ており、折良く花を見ることができました。 次男の今年の田圃は昨年と同様に順調に生育しています。 昨年は長いこと耕作していない棚田をしばらくぶりに復旧したものですから保水力が弱くて水の管理に悩みましたが、今年は雨が多かったせいもあるのでしょうが、水管理も順調です。 ただ、今年から苺栽培も本格的に始めたことから、除草がやや手抜きとなり、一部の田圃では稗(ヒエ)が目立っているのが惜しまれます。
収穫の秋になりましたら、耕作者の顔の見える新米をご案内しますので宜しくお願いします。 クリスマス前後にはイチゴもご案内できるかもしれませんので、その節はイチゴも宜しくお願いします。
穂の脇に小さく白く見えるのが稲の花です。 この花が受粉して秋には米になるのです。
瀬戸内国際芸術祭2010開催も一年後に迫り、島のあちこちでは準備が進められています。 その一つ、訪れる島巡り観光客のための休憩施設「清水六角庵」です。 六角庵はその大半が島産出材で建てられています。 主材は島の間伐材、敷石は島石です。 ここからの夕景は美しいそうですが、茫猿は未だ見ていません。
清水六角庵から眺める、棚田と瀬戸内の海です。棚田は未だ休耕田が多いのですが、来年はその多くを復旧耕作すべく準備が進められています。
島一番の眺望場所、壇山では景観を妨げる樹木が伐採されて見晴らしが良くなっていました。見晴らしは良くなっていたのですが、皆伐ではなく一部の木を残しながら景観を整えたら良かったのにと思わされましたが、植栽も始められているようですから、来年はともかくとして先行きには佳い林ができるのでしょう。 山頂からは、高松方面の屋島や五剣山が遠くに見えますし、朝陽、夕陽の眺めが絶品です。
さて、瀬戸内芸術祭は2010/07/19~10/31の三ヶ月余にわたって、瀬戸内の島々で開催される祭りであり、島にも「アートプロジェクト」として美術館の建設が進められています。 主催者の予想では、開催期間中に島を訪れる観光客数は10万人と期待しているそうです。小さな島に一日千人という予想ですが、話半分としても土日祝日は千人近い人の島への上陸が期待されるわけですが、その観光客のトイレ、飲食施設、島巡りの足、信号のない島に上陸し氾濫する自動車の交通整理等々、いったいどうするのかと余所事ながらとても気懸かりです。
なお、この瀬戸内芸術祭は一過性の催しではなくて、2010年を第一回として三年ごとの開催を目指している催しですから、息の長い取り組みが求められるとも云えましょう。 島に渡るために茫猿が乗った宇野港発のフェリーは閑散としていましたが、同時刻に出港した直島行きのフェリーは外国からのお客様も交えてとても賑やかでした。 来年は島行きの船も同じように賑わってほしいものと願いますが、同時に来島者数の急激な増加に伴う影響も懸念されるのです。
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