雪の五能線踏破

 2011.03.02 今日は今回の旅の目的である五能線を能代駅から五所川原駅に向けて踏破し、終着予定は奥羽本線弘前駅である。
五能線には有名な「リゾートしらかみ号」があるが、冬季は土日のみ運行で平日は普通ダイヤしか運行されていない。 秋田駅発06:24 東能代駅着07:21着に乗車予定だったが寝坊して乗り遅れ、秋田発は07:50 東能代着は08:58である。 東能代07:41発には乗り遅れ、次の列車は10:57発 深浦着12:42しかない。 しかたがないから、取りあえず能代駅まで向かい、10:57発を待つこととする。


 五能線能代駅前広場。
 
 能代市にある県立能代工業高校はバスケットボール強豪校である。 全国規模の大会で50回を越える優勝を成し遂げている。駅のフォームには優勝歴を伝える看板が掲示されている。赤、青のマークは各大会での優勝を示すものである。
 
 五能線の列車待ちのあいだに、駅前通を歩き「風の松原」まで行ってみた。 風の松原は広大だし、遊歩道は積雪があったり凍結したりしているから、全部は歩けなかったが広さだけは実感できた。松林の中は風がないが駅前通は風強くとても寒かった。
 
 能代駅前通りで見掛けた「麹屋」である。出羽や津軽では麹漬が家庭でも作られるから、麹を販売する店があるのだろう。麹漬にはニシン、ハタハタ、シャケなどがある。
 
 東能代駅10:57発 深浦駅着12:42 にて降り立った深浦駅。人影無し、降り立った客も茫猿の他は一名だけである。
 
 五能線全線便は朝07:41発一本きりで、あとは深浦駅からの乗り継ぎ便しかない。それも17:08発の弘前行きしかないのである。 タクシーに乗って鰺ヶ沢まで行き、鰺ヶ沢から15:41発に乗るという手もあるが、ここは深浦を楽しもうと、大岩海岸を歩き、役場付近で見掛けた宇乃正寿司で地魚の美味さを味わう。 マグロ大トロも地魚だと言う贅沢さ。 遅い昼食を長い時間かけていただき、次は土産物なども探した。久六屋で見付けたアワビのウロ漬はここでしか求められない珍味だった。
 
 昼食前に歩いた大岩海岸では沖に大きな岩が見える。
 
 この岩まで遊歩道が通じているのである。波の荒い冬場は通行止めかと思ったら、進入自由だから入ってみる。写真は巨岩の頂から撮ったものである。
 
 岩のてっぺんまで階段路が通じているので登り切ると、頂上から深浦の港が一望できる。
 
 同じく沖の方を見れば、こんな断崖である。 付近には誰も居ないし、風も強い、雪も降り始めてきた。 もし階段で足を踏み外せばと思えば、慎重に一段々々ゆっくりと階段を下りた。 降りきってほっとするとともに、行きはよいよい帰りは怖いを味わった。
 
 夕方になって雪が降り始め、駅前はこんな様子になった。
 
 鰺ヶ沢駅付近の景色を車窓から。 このあたり、乗客は茫猿一人だけ。
 
 同じく車窓から。少しずつ通勤客や通学客が増えてゆく。
 
 同じく車窓から。千畳敷あたりの海岸。
 
 夕陽は眺められなかったが、雲がかすかに染まるのが見えた。 深浦駅から鰺ヶ沢駅のあいだの五能線は海岸線沿いに走るから、冬季や強風時は運行停止になる。冬季は浪の花が飛んだり、しぶきがかかったりするというが、この日の海はほどほどの荒れようで、冬景色を堪能できた。
 
 陸奥棚田駅付近の夕景。灯りのともっていない家も多そうだが、この地を守り生活している人がいるということを有り難く思う。 五能線は幾つかの駅で途中下車を楽しみたい路線だが、便数が少ないから一日では走破がやっとである。 白神山地不老不死温泉なども楽しみながら数日をかければ佳いだろうと思うが、やはり車と併用が好ましいのであろうが、今回は一日かけてただ走破しただけである。
 
 19:32 弘前駅着、夕食には津軽三味線の店に行ったのだが、その件は次の記事に書く。

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