アクセス分析

 若葉薫る初夏だというに、お寒い光景である。 3/16から会員開示を始めたREA-MAPについての、4/16までの一ヶ月間のアクセスLog分析結果がまとまりましたが、惨憺たる状況である。 会員広報手段がREA-INFOとメルマガに限定されていることから(私的広報として『鄙からの発信』も加えられようが)、全会員に開示情報が伝わっていないであろうという要因、さらに電子国土をインストールし、ACTIVEXを取得しなければならないという手間暇(プロトタイプゆえにやむを得ない)を加味してみても、落胆する状況である。


 ICTとかGISについての関心の有無などと云う前に、鑑定士の若い好奇心が衰微しているのではと思えるのが、とても哀しいことです。またご尽力頂いた協会関係諸氏や構築委託先に対して、とても申し訳ない結果と思っています。
 一ヶ月間のアクセスログイン累積数は会員数対比9%弱、電子国土インストールページアクセス数:4%弱、ACTIVEX取得数に至っては1%強にとどまっている。 

(注)位置図自動作成用のActiveX を利用していますが、ActiveX はプロトタイプということもあり、未署名のActiveX を利用しており、REA-MAPを利用する前にブラウザを設定する必要がある。

 つまり、REA-MAPの全機能を試用できたと推定できる会員数は数十名に止まっているということである。 これを「やはり」と読むか、「意外」と読むかであろうが、茫猿がこの結果を全く予測しなかった訳ではない。 REA-NETへの関心の低さ、誤解や曲解の横行、NSDI-PT推進中における支援の低さなどからすれば《予測の範囲》とも云えなくはないが、それにしてもという思いである。
 今回のプロジェクトに限らないが、この四半世紀のあいだ茫猿が周りから言われ続けてきたことがある。 それは「早すぎる。」ということと、「速すぎる。」ということである。 NSDI-PTについていえば、提案する時期尚早、プロジェクトの進行速度超過ということである。 潮流の行く先を思えばこそ提案し、環境変化の速さを思えばこそ急いだのであるが、やはり”too early,too rapid”だったようである。 つまるところ、茫猿は遠吠し、只管打座するのみである。
「閑話休題」
 主任研究員募集について関心ありと記事にしましたが、畏友A氏からは「一年もたないから止めなさい。」と親切な忠告を頂きました。 知友T氏からは「ラジカルさが嫌われているから無理。」と有り難い忠告を頂きました。 協会筋の某氏からも、暗に”無理でしょう”と聞かされました。 もちろん、仮に応募したとしても、居住地や年齢、知識、経験を考えれば、採用される確率はとても低いだろうことは承知しています。 挑戦することが、それほどに無謀で無意味なことだろうか、無恥無稽なのかと、まだ自問自答しています。
 ”old soldiers never die, they just fade away.”
 今朝の茅屋です。 雨に煙る若葉は変わることなく、沈む心を慰めてくれます。
  

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