陽の落ちるのが早くなった、もう秋半ばである。
強風に物干し台が倒れていた。
北風が強いと冬近しを思わされる。
藪庭にも秋が深まっている。
今年は剪定エラーというより、深く刈り込んだせいで柿の実成りは僅かである。
だから最初から木守柿になっている実が、梢に留まっていた。
早くも千両が赤い実を付けている。
間もなく小鳥の餌になってしまうのであろうが。
万両の実はまだ青い。
葉陰には蝉の抜け殻がまだ残っていた。
藪陰には茶花が咲いている。
猛暑のせいだろうが、紅葉の色つきは悪い。
でもハナミズキを夕陽に透かせば秋が見える。
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