秋彼岸入り・彼岸過ぎ

明日は秋の彼岸入りである。秋彼岸を迎えて鄙里の草刈りをした。昨日今日の二日間で混合油2Lを使い切り、おおよそは刈り終えたけれど、敷地の東側・中江川沿いだけは刈っていない。八月の盆前に刈ったから、そんなに草丈が伸びていないのと、彼岸前後に咲く曼珠沙華(彼岸花)を眺める為に刈り込まないのである。

中江川沿いだけは彼岸過ぎに刈る予定である。刈り込んだ西江川沿いである。修景作業をしたつもりだが、雪柳も紫陽花もまだ活着していないし、何より花の季節は来春以降である。竹囲いが株分けした雪柳と紫陽花である。一部は畑に仮植えしてあるから、来春以降に適宜植え付ける予定である。《画面左手に梅、右手に桜が見える。花の季節になれば撮ってみる積りでいる花守りである。》前掲の写真右手奥にイチョウの木が存在する。毎年多くの銀杏の実を生らせるが、拾い集めるのが大仕事である。手早くレーキ(西洋熊手)で集めれば、後で草や枯葉ときには小石などの分別作業が大仕事となる。そこで今年はブルーシートを敷いてみた。一週間ほどの落果がかくの通りである。 もちろん、シートの外に落ちている実はもっと多い。斜面に敷いたシートの端を最初は高くしておかなかったから、転がりこぼれた実も多い。屋根にシート掛けする被災者に比べて、銀杏集めにシートを敷くなど呑気な話だが、有り難いことだと思っている。
《追記》集荷の記録、シートの敷設09/10頃、シート撤収集荷09/21。中型バケツ4杯を収穫。

《追記 2019.09.23》彼岸の中日だというに彼岸花はまだ咲いていない。昨年は09/18には咲き始めていたが、今夏の酷暑のせいなのか暖冬のせいなのか、一週間程度は遅れそうである。陽だまりに蟷螂がいる。身体の色も黄色味を帯びた産卵前の雌蟷螂のようである。警戒心と闘争心を顕にしていて、撮り終えた後、レンズに斧を振りかざして来た。

2011/10/29に撮影したカマキリの写真である。交尾を終えた牡は、牝に我が身を与え、より多くの卵を産ませるという。種保存の本能とはいえ牡にはもの悲しい話である。
いのち与う まぐあい愛し(かなし) 冬まじか (茫猿)
牡を食する牝にしても、産卵を終えれば冬を待たずに息絶えて土に還るか、蟻などの餌になってしまうことであろう。そこに営々と続けられる大きな命の輪廻を思う。

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