晩秋にて

前回の掲載から二週間近くが過ぎた。特に書くこともないから、掲載は間遠になる。とはいえ、もの思わぬわけでもない。安倍総理が桂太郎を抜き、史上最長の在位記録という。評価は棺の蓋を覆ってから定まるもの、後世の史家が定めるものであろうから、ここでは取り上げない。

桜を見る会の綻びが、小さな綻びで終わるか大きな亀裂になるかは今後次第であろう。折しも、自民党の”日本の尊厳と国益を護る会”が政府に「男系男子の皇位継承を維持するためには、旧宮家の家系の中から皇族への復帰を可能にする法改正・特例法の整備をすべき」との提言を行ったと云う。

ただ、世上のよし無しごとにその都度あれやこれやと触れるのが、いささか厭わしくなってきた。さりとて、老い、病、死などを毎度毎度記事にするのも気詰まりである。だから書かなくなる。そういえば、常備菜を作ることが少なくなった。暮らしの簡素化といえば聞こえが良いが、その実手抜きというのが実態なのであろう。

面倒なことは止めにしておくとというわけである。そんな老いについて書き溜めた原稿が幾本かあるけれど、掲載する気にはまだならない。老いを振り払うためにも、切り干し大根や柚餅子を作ろうかと考えている。それに旅の企画も考えたい。

初冬の花、山茶花である。まずは定番の赤。

次は白の山茶花。

秋の定番、野路菊。

ケヤキやナンキンハゼは黄葉し落葉が始まったが、銀杏も楓もまだ青い。鄙さとの秋本番はもう少し先である。

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