かねてから一度は観てみたいと思っていた「湖北 長浜の盆梅展」を訪ねてきました。 雪道を踏みしめて会場慶雲館に入ると梅の香りが濃く漂ってくるのです。 多くの盆梅はまだ咲き初めでしたから二月半ばになれば全ての鉢が満開の花を付けていることでしょう。その頃の慶雲館広間にはむせかえるような香りが満ちていることだろうと思われます。 梅の花に満たされて会場を出ましたら、思わぬ幸運が待っていました。
盆梅展会場、慶雲館広間
大鉢の古木は見事なものですし、丹精のほどもしのばれますが、茫猿が何やら古雅の品を感じて、とても好きになった鉢がこれです。
訪れたのは日曜日でしたが、梅はまだ三分咲き程度でしかも雪模様の天気だから、観光客が少なく、会場を行きつ戻りつしながら梅香を堪能しました。 今年の大河ドラマでは湖北小谷城主浅井長政の三女”お江”がヒロインですから、三姉妹お茶々、おはつ、おごうと名付けられた梅も展示されていました。 どこかの梅の木畑から鉢植えに移されて、まだ数年と思える若鉢でしたが、花の付け具合は右端・長姉のお茶々が早いものの、枝振りはお江が一番と見ました。
盆梅展会場を出ますと、道路を挟んで向かい側には「長浜鉄道スクエア」がありましたから、見逃せなくてそちらへ向かうと、遠くSLの汽笛が聞こえてきたのです。振り返るとSLが迫ってくるのです。慌てて構えたカメラでとらえた一枚です。久しぶりにコークス煙の匂いもかぐことができました。
鉄道スクエアでの展示車輌。
これも三姉妹
遅い昼食をいただいた「手打ち蕎麦 みたに」(長浜市朝日町)
店の設えも好ましく、開店してまだ四年目のイケメンと美形の若夫婦が営んでいる「みたに」です。いただいたのは辛味大根おろし蕎麦、納得満足の蕎麦ですが、生憎とハンドルを握っていましたから蕎麦屋の酒を味わえなかったのが残念なことでした。このお店、夜の一品メニューも豊富です。
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