元旦は年始恒例のお千代保稲荷門前の辻立ちである。今年はみぞれまじりの生憎の天候のなかでの辻立ちであった。
年末にも記事にしたとおり、止揚学園では毎年恒例の門前辻立ち募金が行われる。海津市平田町お千代保稲荷門前では、今年も例年のとおり数名の職員が参道鳥居付近に立って募金活動を行っていた。ところが今年はあいにくの年始寒波襲来でみぞれ混じりの雪が降るなかでの街頭募金となった。昼過ぎに年始をかねて門前を訪れた茫猿も小一時間のあいだ募金のお手伝いをしたが、寒さで舌がうまく回らないから「止揚学園です。知能に重い障害を持つ人のために暖かい御支援をお寄せ下さい。」との呼掛けが上手く言えないのである。
募金活動を行う学園職員とお手伝いする職員の子弟のスナップである。
学園の面条先生は募金活動について、このように言われる。
募金活動の目的は、多くの皆様から御支援を頂くことですが、それだけではありません。止揚学園の活動を皆様に知って頂くことにも意味があると考えています。しかし、何よりも大切なのは、若い職員が街頭に立って募金をお願いすることにより、止揚学園が実に多くの皆様に支えられて存在していると云うことを肌で感じてもらうことにあります。
自分達が孤でなく多くの皆様のなかにあり、学園の活動資金は多くの方々から頂く浄財に支えられていると実感しその責任を自覚してもらうことに、実は最大の目的があります。暖かい陽ざしのなかでの募金活動は楽ですが、このような寒中、雪中での募金活動は、なおさらその意味があると思います。
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もちろん、止揚学園の維持費は国費県費からの支給助成が多くを占めるし、園生の家族が負担する経費や経常的に支援される寄付金も大きな割合を占めており、街頭募金が学園経常費に占める割合は僅かである。だが僅かと云っても浄財であり、社会に対する自らの責任を自覚するという意味からは大きな割合を占めるものなのである。
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