未確認情報ですが

取引価格情報開示制度実施日程について、霞ヶ関筋その他から入手した未確認情報です。複数のルートからの情報を総合すれば、概ねこのような日程になるであろうと予想されます。


なお、この05年度試験運用は、事例収集については都市圏域中心となるであろうが、オンラインネットワーク(鑑定協会イントラネット)の構築に関しては全国一斉となるであろう。若干の遅れは許容されるであろうが、その後のネットワーク試験運用や士協会内ネットワーク構築、会員の運用習熟等を考えれば、速やかな構築が望ましいものと考えられる。
ちなみに、全国一斉実施は06/04の予定である。
一、オンラインネットワークの構築について
今回の新スキーム実施に際しては、オンラインネットワークの構築が不可欠ですが、この件に関しては以下のスケジュールが予想されます。
・05/01中に全体スキームや採用システムの公表が行われると予想される。
・05/02から05/04にかけて鑑定協会と士協会間ネット構築の開始。
・05/04以降に協会間と士協会間ネットワークのテスト運用開始。
・テスト運用はグループウエアの運用テストが行われるであろう。
・05/04以降、各士協会は士協会内ネットワークの構築開始。
・同時に、サーバーシステムの自主運用或いはホステイング等の選択実施。
・鑑定協会、士協会間ネットと同じく士協会内グループウエアの試験運用。
※ネットワークの構築予想図は以下の通りである。
http://www.morishima.com/cgi-bin/k_data/pdf/bin/bin041203125600004.pdf
二、05年度試験運用について
05年度は都市圏域等を中心に、システムの試験運用が行われるものである。
・05/07頃に05年度第一四半期初期データが法務省より提供される。
・直ちに取引価格照会アンケートが実施される。(鑑定協会等が実施)
・05/09頃までに回収データが試験実施士協会に提供される。
・試験運用実施士協会は直ちに属性データの調査を開始。
・士協会は、調査属性情報をオンラインシステムにより鑑定協会に報告する。
三、各士協会と会員の準備作業
・士協会事務局では、ブロードバンド回線の開設。
・同時並行的に会員事務所のブロードバンド回線開設。
・士協会事務局のサーバーシステムの選択決定、設置。
・イントラシステムやグループウエアの選択と決定。
・ただし、協会間ネットについては選択の余地無し。
・士協会内ネットについては多少の選択の余地有り。
・ネットワークのテストラン実施。
・士協会内、保護ガイドラインコンプライアンスの確立
・士協会セキュリテイ ポリシーの公表実施。
四、予想される問題点
05/07以降に、試験施行本番が開始されるが、ぶっつけ本番は大変危険である。
アンケート発送・回収作業の初期不良、イントラネット運用初期不良、会員の属性データ調査並びに報告作業に伴う初期不良、等々様々な初期不良の発生が予想されるものである。
この初期不良を取り除くには、ダミーデータ又は試験データによる本番前テストが欠かせないが、事例調査に関してはダミーデータによるテストは行えないし、仮に行ったとしても無意味なものとなる。
この点をどう解決するかが悩ましいだろうと予想される。
勿論のこと、『鄙からの発信』で何度も繰り返し警告しているように、会員事務所のクライアントPCの状況、ネットワーク接続機器の整備状況も問題であろうし、何よりも会員事務所の個人情報保護・安全管理措置に対する意識向上とコンプライアンスの確立が最も困難な障壁となるであろう。
せめて、ネットワーク接続会員事務所にはシュレッダーが標準装備でなければいけないが、PCの更新も必要であれば総額二、三十万円の出費となるであろう。
・・・・・・いつもの蛇足です・・・・・・
まさに、蛇足ですが、
これから、ADSLや光ファイバー、ケーブルなどのブロードバンド開設を考えている方は、来春に予想される鑑定協会スキーム詳細発表までは回線開設を待った方が宜しいでしょう。
なぜなら開設回線の種類(提供業者等)によっては、想定されるネットワークに接続できない可能性があるからです。例えば、閉鎖地域IP網によるフレッツオフィスサービスやフレッツグループサービスはNTT-フレッツADSLもしくはBフレッツ以外の回線では接続できないからです。鑑定協会が採用するイントラネットサービスの詳細発表を待つべきとは、そういうことです。

関連の記事


カテゴリー: REA-NET構築 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください