戦略と戦術-2

 体育の日三連休は一日を追加して四連休にして、次男がファーマー見習い、時にフィッシャーマン見習いをする瀬戸内のT島に行って参りました。その件は沢山の写真と共に追々と記事にします。それよりも久しぶりに我がサイトをチェックしましたら、嬉しいコメントを頂いておりました。

そのレベルのシステムなら
・ブラウザからの個別入力
・TSVでの一括入力
・画像はweb or FTP
・出力は自動PDF作成と一括ダウンロード
こうしておけば汎用的で安くて見栄えがよいのですけどね。
と、オープンシステムしか作ったことがない僕が言ってます。
緯度経度や住所入力も最近流行のGeocordingできますしね。
 ブラウザと汎用システムで作れば、どこからでも入出力ができるし、クライアントソフトに払う金を入稿システムや出力フォーマットのバージョンアップにかけられますよ。

専門的過ぎて、意味がよく理解できないところもありますが、おおよそは判ります。
・TSVでの一括入力: Tab Separated Values データをタブ文字で区切って並べたファイル形式。
・web or FTP:FTPはFile Transfer Protocol(ファイル転送プロトコル)かなと思います。
・Geocording:住所から緯度経度情報を取得すること
 茫猿でも匿名コメント氏が述べられる方向を目指すべきくらいは理解できます。
とは申しましても、「地価公示」という国が係わる業務に関連する話ですし、日本不動産鑑定協会や岐阜県鑑定士協会にも係わることですから一足飛びにWeb対応に衣替えするわけにも参りません。話のスケールは全く違いますが、「社保庁時代遅れシステム事件」とある種共通する事柄でもあります。多くの人は「判っているけど止められない。」のでして、自らが理解できない事象や理解しても過激な大転換は避けようとするのが通弊なのです。
 匿名コメント氏のような専門家のお知恵を借りてねばり強く説得してゆかねばならないと理解できてはいますが、今は少し休憩です。
しばらく、関連業界に身を置いたことがある次男に言わせますと、「クライアントソフトに如何に金を払わせるか、その上で顧客を如何に囲い込むかが、営業エンジニアの腕だ。」とも言います。「Z-ワークス」に係わる一件はまたまた長い話になりそうです。
 だから、先ずは瀬戸の夕陽を一枚だけアップして、今夜は休みます。

 

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戦略と戦術-2 への1件のフィードバック

  1. てーて のコメント:

    茫猿様、前回の書き込みと合わせて「戦略と戦術」を大変興味深く拝見させていただきました。
    Aグループと茫猿氏とでは、議論の次元(視点の高さ)が違うのが容易に読んで取れますね(^^;
    それ故、このblogのタイトルを戦略と戦術にされている事にもさすが高い知性を感じます。
    ところで、「Z-ワークス」という市販ソフトなのですが、検索しても見つけることができませんでした。これは、意図的にソフト名を濁していらっしゃるのでしょうか?
    私の勘で勝手に書いて申し訳ないのですが、Xeroxさんのファイリングソフトのことを指していらっしゃるのでしょうか?
    ドキュメント管理ができて、無償でViewerが配布されていて、国内営業が活発といえば、私の頭の中では数社しかでてきませんので(^^;
    いずれにしましても、これらは普通のファイリングソフトに過ぎません。Aグループは、現在の紙ベースの作業の流れを崩さず、そのまま紙をファイルに置き換えただけの作業イメージを持っているのですね。まぁ、それが一番想像しやすいですしね。
    私には、茫猿氏同様、この方法は全然エレガントに思えませんが(^^;
    それに対し、茫猿氏はもっとずっと先を見ていますよね。
    誰がどう考えても茫猿氏の案の方が合理的です。
    もっと話を進めれば、その位置図を画像データとして保存する必要すらあるのか?座標データだけで良いのではないか?とまで、いずれは発展していきそうに感じます。座標データだけで良いなら地図印刷に関する版権の問題も解決できますからね。(今、ここが結構あいまいになっているところが多いですよね、、 ^^;)
    匿名氏のコメントについてですが、私も同感です。
    素敵ですね~、こういうコメントをしていただけるなんて。
    Geocordingに関しては、精度の問題があるので、各人による手修正は必要になるでしょうが、それ以外は、実際オープンシステムだけで十分構築できる内容です。
    その方向に向かっていくのは時間の問題のようにさえ思うのですがねぇ、、(^^;
    私のポジションは関係なく、これはあくまで、私個人の意見としてですが、
    こういうのは本当は、相手に考える暇を与えないくらい早いスピードで、且つ誰も文句を言えないくらいの低コストで、サクっと作っちゃってその動作イメージを先に見せつけてしまうくらいのテンポで行うのが手っ取り早いんですよね。(^^;
    正直、その辺のちょっと開発ができる学生さんとかでも、簡単に作っちゃいますよ。
    もちろん私でも作れますが、、まぁ、私の場合は、なにかと、、ねぇ。。(^^;
    とにかく、私はあれやこれやと開発案件が山積みなので、コツコツこなす日々であります。
    茫猿氏の思考、これからも色々と参考にさせていただきます。ありがとうございました。

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