NSDI-PT・β版公開-1/4

 08/06/17開催の鑑定協会総会における事業提案は、地理空間情報活用検討小委員会設置が認められまして、早くも08/07/22にはその第一回会合が行われました。 予定よりは若干遅れましたものの、お陰様にてそのNSDI-PTは09/03/10に、構築終了した(仮称)REA-MAP・β版をREA-INFOにて全会員宛に開示できました。 これも関係各位のご尽力並びにご支援の賜物であると、提案者としては感謝し御礼申し上げます。 またその成果であるβ版につきましても、その事業期間並びに予算額を考えれば得心すべきところかなと存じております。(09.02.23作成)


 公開されたサイトURL、ID、PWの記載箇所が判りにくいが、REA-INFOにて配布されたPDF文書「NSDI-PT_プロトタイプモデル公開について」に掲載されていますからご確認いただき、是非とも多数の会員に試行頂きたいと願います。
 さて、08年度NSDI-PT事業はこれにて終了し、今後の展開は次期以降のチーム編成等を待つこととなりますが、09/03から次年度協会総会を経て次年度事業が始まる09/07までの4ヶ月間を無為に過ごすのは、何とも残念に思われます。 また、09/07よりの新事業年度開始を待ちますと、運用版試験施行は09/07開始のH22公示年度には間に合わず、H23公示年度すなわちH22/07まで一年余を待つこととなります。
 そこで、開示β版に若干の改訂を加え、その改訂β版による試験運用の可能性を探ってみたいと考えるに至りました。 改訂β版による試験運用は、(a)事例悉皆調査データとのリンクが必須であることから、構築が進められている「事例収集分配・予備システム」の進捗状況如何、(b)セキュリテイ確保のためにはJAREA認証との相性如何、(c)当然のことですが、改訂β版の作成可否等の障壁が考えられます。
 なお、予想される試験施行は取引事例の座標データの保存と事例カードNO.2作成・保存に留められますことから、地価公示にかかわるフォーマットや仕様変更は不要であり、協会内外の関係諸機関との折衝等も不要と考えられます。 とは申しましても、試験施行について理解を得ることは当然のことであり、所要のアナウンスは必須事項です。 同時にこの試験施行作業を進めることが会員をはじめ関係諸機関にNSDI-PTへの理解を早める近道でもあろうと考えます。
 改訂β版による最大の難所は試験施行に参加する士協会が現れるか否かと、所要の資金手当です。 でありますことから、(a)β版改訂の可否、及び改訂β版による試験施行の可否、(b)資金手当の実現可能な方法、(c)参加士協会における、09/07よりの試験施行(事例カードNO.2作成)の採否等々の可能性を、今しばらく探ってみたいと思っております。
 次年度以降に、NSDI-PTに関わることが可能か否かも判らない茫猿が申し上げることではないのでしょうが、景況悪化という逆風下であればこそ一刻の遅滞も許されないと思えばこそ、本格運用版構築に至るまで休むことなく事業が進められてゆきたいと願うのです。

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