他者の著作権を尊重しよう

 T.T.rea氏より、こんなメールを頂きました。
『T.T.rea氏メール』(rea=Real Estate Appraisal)
 少し気にかかることがあります。鑑定士発信の一部ブログ記事内容に新聞記事をそのまま転載している記事があります。このやり方ですと著作権に引っかかる可能性があります。


 新聞社の転載許可を得ていれば良いのですが、多分許可を得ていないと思います。得るには契約と費用がかかります。無断掲載ですと、例え出典を記載していても、短い1、2行の必要最小限の引用なら許されるでしょうが、10行程度にも及ぶ記事そのままの転載は、確実に著作権の侵害になります。
 このやり方のブログ作成を早く止めないと、新聞社が気づいた時は痛い目に遭います。新聞社も記事の無断転載に目を光らしています。「不動産鑑定士が著作権違反」と新聞に報じられたらたまったものではありません。
不動産鑑定士は著作権に疎すぎます。『Mail引用終わり』
 この件は、茫猿も前から気にはなっていたが、発信者のメールアドレスが開示されてなかったり、注意喚起のコメントを投函にはブログドメインのID取得が必要だったりと、連絡が面倒なことから放置していたのである。
T.T.rea氏の指摘を受けるまでもなく、大事なことであり放置は不親切なことでもあるので、早速にドメインIDを取得し非公開コメントで投函しておいた。
 鑑定協会では「鑑定評価と著作権」が話題になっている折でもある、我々の著作権についてだけでなく他者の著作権も尊重したいものである。
うろ憶えだがGoogle Newsとの関係で、新聞記事の見出しに著作権があるか争われたという記憶もある。
『茫猿が投函したコメント』
老爺心ながら申し添えます。新聞記事の引用は慎重になさって下さい。
1.出典を明らかにし、元記事にリンクを張ること。
2.引用は記事内容と主/従の関係にあること。
3.記事全体の内、引用部分は1/3(?)程度に留めること。(見出し程度)
等々にご留意下さい。
参考資料 日経ネット
・著作権について
・著作権の取扱
・許される「引用」の範囲
・コンテンツの改変
朝日.com・著作権について
 予告も警告も無しに、告発とか損害賠償請求などということはないと思うが、何か事件のとばっちりを喰らって「不動産鑑定士(も)無断引用」などという記事にされる可能性は否定できない。特に2チャンネル系やブログ系の世界では今やそういった類の炎上騒ぎは日常茶飯事である。
 全文コピーなどという手段を採用するよりもリンクを張った方が無難なのであるし、スマートである。ただ新聞記事は一定の時間を経過すると、リンク不能状態に陥ってしまうのが困るのであるが、敵さんは会員制有料アーカイブをeビジネスにしているのだから、当然と云えば当然である。
記事コピーサイトを放任すれば、自らの収益源を壊してしまうに等しいのだから、彼等がナーバスになるのもやむをえないね。
 そう云う茫猿とても身内から「把久里」呼ばわりされたのは、つい最近のことである。(身内でも甘えてはイケナイ、ナンチャッテ)

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