日鑑連では、REA-NETというイントラネットが2013.07.01より全国展開される。 そこで、加入申込が始まっているのだが、この加入申込はREA-NETのなかの一つの機能である「REA-JIREI」への加入申込である。 事例閲覧制度が変わることから従来からREA-JIREIを利用していた会員も改めて新規申し込みが必要になる。 この点に関しては特段の疑念はないのだが、REA-NETは日鑑連イントラネットであり、REA-JIREI《有料の事例閲覧システム》以外にもREA-INFO《情報交換、電子会議機能等》、REA-DATA《データファイル配信機能》、REA-MAP《地理情報システム》などの機能が用意されており、これらは会員であれば誰もが利用できるはずである。
しかし、これらに関して、つまりREA-NETの無料機能についての案内が何もないのである。 REA-JIREIに加入申し込みしないとREA-NETにアクセスできないのか、それともREA-NET加入は07/01を期して全会員について自動的に加入措置がとられるのか確認してみたい。
REA-NET=REA-JIREIという誤解が従来から罷り通っていることから、やむを得ないこととも云えるのだが、ああまたしてもREA-NETの矮小化が始まったと思わされている。 なお、この件については日鑑連事務局に照会してみる予定である。
2013.05.09 付けにて、以上の疑問について、事務局に照会しましたが、現在まで何の返答も届いておりません。 2013.05.15付け日鑑連メールマガジンでは「◆REA-Jireiの利用申込みに当たっての質問について」と題する記事が掲載されており、そのQ4では以下のとおり示されている。
Q4
既にREA-NETを利用しているので申込は不要か。
A4
REA-NETを利用している場合も「REA-NET/REA/Jirei利用申込書」の提出をお願いして
おります。各士協会の運営から連合会の運営に変わり、7月1日からの新規運営となるので、
REA-NETを利用している場合も新規としての申込になります。
鑑定業者宛には文書にて通知が為されているようだが、非業者会員には何の連絡も為されていないようである。 相応の会費を負担しているにもかかわらず、鑑定士会員のことは、日鑑連は眼中になく、鑑定業者にあらねば会員にあらずとお考えのようである。
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