今朝、我が鄙里の雑木林のなかにある池にカルガモの夫婦がやって来た。木陰から眺めていると、しばらく池のなかを泳いでいたが、やがて土手に上がり隣の中江川へ消えていった。
午後にもう一度池の畔へ行くと、またまた二羽のカルガモが泳いでいた。カルガモの巣作りの季節だから、ひょっとして雑木林を営巣地に選んでくれるなら嬉しいことである。五月になって子鴨連れ御一行様が泳いでいたらなどと夢想している。《2016.03.26 今朝もツガイで池に泳いでいたので、驚かせないよう池の畔へ行くのは止めにする。》
数日前には母屋の前の手水鉢にキジバトが水飲みにやってきた。かねてから鳴き声は確認しているが、まぢかで鮮やかな茶褐色のウロコ模様姿を見るのは初めてである。《写真は撮れていない》
我が鄙里にいる野鳥は、雀、鴉が定番であるが、夏になれば燕がやって来る。今年は軒先に巣作りが出来る場所を用意して到来を待っていようと考えている。《2009.05.29撮影》 冬になれば百舌鳥がやってくる。畑を耕していると、耕した畑で虫を探すのだろう梢に停まって作業が終わるのを待っている。耕した場所を少し離れると百舌鳥は地表に降りてくる。《写真は何度も載せている。この冬も2015.11.07に今シーズン最初の到来を撮っている。》
他に、椋鳥がやってくるが、柿の実をはじめナンテンや千両万両などの赤い実を食べ尽くしてしまうから、あまり歓迎していない。 シジュウカラ、メジロなども稀に見かけるが、写真に撮るのは専用の設備やカメラを持ち合わせていないのでとても難しい。2012.11.06に鄙桜にやってきたシジュウカラを窓越しに写したきりである。ウグイスの声が聞けないわけではないが、これも稀なことである。
2014年春に鄙池にやってきて錦鯉を狩り尽くした青鷺と川鵜は、この頃は姿を見せないが隣の中江川にはいつも姿を見せている。《アオサギ君の姿は2014.03.14に撮っている。》
現役時代は、たまに野良仕事をしても動力鎌で草刈りをするくらいだったから、野鳥に気を留めることなどなかったが、この頃は晴れていれば毎日のように畑に出るし雑木林も見回っているから野鳥の姿も草花の姿も見分けがつくようになってきた。この冬は衰えの目立つ柿の木を二本伐採して跡地を開墾したし、刈り取った草や落ち葉を集めて一昨年から作ってきた堆肥を畑にいれた。農作業が本格的になると並行して、野鳥観察も少しずつ様になってきたようである。
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