岐阜県東濃・恵那市、明知鉄道の主要な駅の一つ「岩村駅」である。恵那市岩村町は城下町である。その意味では隣の大正村・明智町よりも古い歴史の町である。
岩村町を語る時に欠かせないのが儒者佐藤一斎である。町中の至る所に彼の言志四録から抜き書きされた箴言が溢れている。多すぎて鼻に附くくらいであるが、俗物が魂を洗濯するには諄いくらいがよかろう。
『佐藤一斎 碑文めぐり』は「こちら」である。写真の碑文は9番である。
古い街並みに併せたポストである。ポストは目引きであり、本命はやはり佐藤一斎の箴言であろう。いずれも詳しくはiNet検索して下さい。
同じく街並み保存・維持に協力した信用金庫の店構えである。
こちらは郵便局である。
岩村で有名と云うよりも、名物に旨いものありの「松浦軒のカステイラ」である。今風の甘くべたべたしたカステイラに慣れていると、いささか物足りないかもしれないが百年以上も以前のレシピを今に伝えるカステイラである。
その名も「女城主」の醸造場である。
店と蔵を結んでトロッコ線路が走っているのである。それに加えて清冽な谷水まで中庭を流れるのである。
そして明知鉄道岩村駅である。可哀想なくらいにミスボラシイ駅である。
駅がみすぼらしいのに、駅前の小川にかかる橋の欄干だけがなぜだか仰々しいのである。
城をデザインするマンホールである。
本通りから横丁に入ると何やらイワクありそうな店がある。その名も「ラ・バンバン」である。名誉女城主:渡邊美佐子さんみたいなママが一人で営業していたりして? (そんなわけはないか)
・・・・・・いつもの蛇足である。・・・・・
鑑定協会について何も話題が無いわけではないし、俎上に挙げたい話題にはこと欠かないのである。しばらく前に記事にした「評価モニター制度」問題をはじめ、「公益法人」問題、「連合会化」問題、「新スキーム全国展開」問題、「地価公示オンライン化」問題、「士協会ネットワーク構築」問題、「様々な局面での入札実施」問題、「慢性的な官公需業務縮小」問題、「慢性的な業務報酬低落」問題、等等々々々。 挙げればきりがないけれど。今は夏、しばらくは休もうと存じ上げ候ということである。
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