第288回理事会報告

2012年1月17日　第288回理事会が東京都港区白金台・八芳園にて開催されました。本記事はその報告です。
「理事会議題」
（1）公益社団法人日本不動産鑑定士協会連合会関連規程の制定について
（2）公益社団法人化が平成24年4月2日以降となった場合の対応について
（3）「鑑定評価監視委員会規程」の一部改正について
「報告事項」
（1）委員会報告
（2）その他

議題（1）公益社団法人日本不動産鑑定士協会連合会関連規程の制定について
公益認定申請との関連から、役員旅費規程並びに研究論文審査会規程の部分修正そのた事項について審議、原案のとおり了とされる。

議題（2）公益社団法人化が平成24年4月2日以降となった場合の対応について
多数の公益認定申請が行われている関係から、認可が平成24年4月2日以降にずれ込む可能性もあることから、その際に於ける予算取扱並びに会費に関する経過措置を審議、原案のとおり了とされる。
議題（3）「鑑定評価監視委員会規程」の一部改正について
鑑定評価監視委員会規程の部分改正について審議、原案のとおり了とされる。
報告案件　各委員会審議経過の報告が行われた。詳細は協会サイト：理事会並びに委員会報告を参照されたい。　一部事項についての森島理事の質問並びに執行部答弁の経緯は以下のとおりです。
「事業実績報告書の開示について」
事業実績報告書の開示問題について、質問致します。前理事会におけるM理事からの質問に対する執行部のご回答として、顧問弁護士との協議並びに然るべき公表方法について所管庁へ申し入れるとのご見解をいただいております。　顧問弁護士との協議結果並びに所管庁への申し入れ結果について、経緯の報告を求めます。特に然るべき公表方法とは具体的に、如何なる公表方法を提案されたのかお示し下さい。
事業実績報告の開示については、大臣登録業者については既に平成22年分がWeb開示されているところですが、2012.04よりは知事登録業者についても開示が予定されています。　小規模事業者が多い知事登録業者の事業実績報告をWEB開示するに際して、具体の実績額まで公表するのは行き過ぎではないのか、また少額の実績しか有しない事業者については、極めて不利な状況となり、健全な競争原理を阻害するのではないかと考えられるところです。『関連記事はこちら』
《執行部回答》
質問主旨に即して、善処方を鋭意検討中です。所管庁への申し入れについても検討中です。
「鑑定協会BBSについて」
昨年11月より鑑定協会BBS（電子掲示板）の運用が開始されているところですが、このBBSの技術的改善方並びに理事会フォーラムの運用方法の質問致します。
特に理事会フォーラムについては、理事会の活性化並びに情報及び問題意識の共有化に関して、大きな効果が期待できるものと考えます。執行部の前向きの是正措置を望むものです。　この件に関しては、本来的にRea Netのうち、 Rea Infoの活用が然るべきと考えますが、諸般の事情やネットワークについての誤解からRea Netが正しく機能していない実情を考量すれば、次善の策として協会BBSの有効活用が待たれるものです。
《執行部回答》
質問の主旨に留意して、改善方を検討します。
「国等の契約制度の諸問題について」
国等の契約制度の諸問題について、2012/1/12 更新の鑑定協会サイトにおける業務推進員会報告において、下記の報告が為されていますが、該当文書の開示を求めます。
同時に、類似案件において、今後も協会会長名による意見書等申し入れを是とするのか否かについてのご見解を求めます。
《執行部回答》
同文書は大阪士協会サイトに開示済みです。　残余の件については、個別事案ごとに対応します。
《茫猿補足》
鑑定協会会長、近畿会会長、大阪士協会会長の三者連名文書には、以下の事項について意見表明がなされている。
１．競争入札について
２．不動産鑑定士の選任数について
３．不動産鑑定評価の妥当性検証について
いずれも重要な事項であり、特に競争入札についての鑑定協会会長名による意見公表は影響するところが大きいと考えるものである。この意見を機会ある毎に倦むことなく表明し続けてゆくことも大事なことであろうと考える。
「新スキーム改善第一次案の取扱について」
この件については稿を改めます。

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