無料のイントラネット

先日の◆◇鄙からの発信 No.2000-0621◇◆記事について、以下のよう
なEmailを頂きました。ご参考までに複写転載します。
発信者は匿名をご希望ですので、伏せます。
※Intranetsの無料サービスについて複写転載。
 基本的には・広告収入・個人情報を利用したマーケティング代行が収
益源でしょうね。
 私自身としてははプライバシー侵害が怖くて、とても使えません。基
本的に、「金のない人間は情報を売れ!」というのが情報社会における
需給関係なのです。ま、ひと昔前の売血みたいなもんですね。
 「デジタルデバイド」というのはこのあたりにも問題があるのです。
情報セキュリティーに無知な人間、あるいは情報に対価を支払えない人
間(多くの場合、両者は同一です。だからデジタルデバイドの根っこは
一つ、『知恵と金のない人間を大量生産する』ということにつきるんで
す)は、情報奴隷になっておけというということですね。言い過ぎかも
しれませんけど・・・。(言い過ぎでしょう。茫猿独白)
 閑話休題。
 で、この種のサービスは結構どれも収益構造やその予測が甘いんです
よ。マーケットが存在しないから、仕方がないんですが。
 ところが超過剰流動性資金を抱える昨今の日本では、この手のベンチ
ャーにじゃぶじゃぶ資金が流れます。
 多少モデルが甘くたって構うもんか!
 さっさと認知度上げてキャピタル資金や補助金を掴むんや!
 初期投資と広告にがんがんその金つぎ込んでブランドイメージ確立!
 次は株式公開!億万長者!
 当然こんな疑問がでますよね。
 「ところで、プロジェクトのリスク管理は?」
 失敗したところで、資金源は過剰流動だもーん。
 だからみんな投資基準も甘いし担保も取らないもーん。
 バブルの時の不動産と同じで、ババ引くのはどうせ「持たざる者」だもーん。
 だめだったらもう一度、同じことするだけだもーん。
【茫猿独白】
メールマガジンを発行していると、やたらと広告掲載の案内が届きます。
なかにはホームページへの広告掲載勧誘もあります。茫猿は問題が多い
と考えますし、「鄙からの発信」の読者数では広告料も大したことない
から、それらの勧誘は無視しています。
しかし、個人情報の漏洩にもつながりかねないこれらの問題に関して、
全般に甘すぎるのではと思っています。
※取引事例のCD-ROM化について複写転載。
イントラネッツのご紹介有り難うございました。いよいよIT革命なる
ものが妖しいものに見えてきました。事例のCD化等は我が会でも否定
的です。「汗の結晶をそんなことされては困る」との意見です。
【茫猿独白】
CD化をしても、一般に販売するという訳で無し。
永久保存が可能になり、保存場所をとらないのに、何故にCD化を拒む
のでしょうか。理解できない。事例カードを二次的に利用するにしても、
検索や二次加工が容易になり、利便性が著しく向上するのに、判らない。
多分、CD化後をイメージできないのではないでしょうか。
「百聞は一見に如かず」と云いますから。
ただし、注意しなくてはならないことが、一つあります。
紙で保存・利用している場合は、複写して違法に利用したり流出させた
りすることが、比較的困難ですし、足も付きやすいものです。
 しかし、CD化は双刃の剣でありまして、複写が容易になります。
複写ができないような、プロテクトをかけることが可能かどうかは寡聞
にして知りませんが、便利さにつきまとう危うさは、無料イントラネッ
トの場合と多分同じでしょう。
※別件です。
 下記の法務省のサイトに民事再生法の概要が載っています。法務省民
事局のページのなかにあります。
立法の目的が、経済的に窮境にある債務者について,その事業又は経済
生活の再生を合理的かつ機能的に図るため,和議法に代わる新たな再建
型倒産処理手続の基本法を制定することにあり。
 法律案の概要は、中小企業等に再建しやすい法的枠組みを提供し,債
権者等の利害関係人にとって公平かつ透明であり,現代の経済社会に適
合した迅速かつ機能的な再建型倒産処理手続を新設する。
http://www.moj.go.jp/MINJI/minji19.htm

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