田中理事から頂いた第248回理事会(H18.3.22開催)報告から、H18年度予算案の内、新スキーム対策費について抜粋掲載する。
H18年度予算案の内、注目の新スキーム予算案7,000万円であり前年同額が原案決定された。
1.新スキーム対策費予算案 70,000千円
内、中央管理サーバ 41,000千円
事業細目、ネットワーク新規参加USBトークン購入費等、中央管理サーバシステム維持費、システムアドバイザー委託費等である。H18年度の新スキーム参加者はH17年度600名に、札幌、仙台、静岡、広島、福岡等関係評価員400名が増えて合計1,000名の予定である。
【注意】
鑑定協会事業対策費でまかなわれるのは、中央サーバの維持管理までであり、USBトークン使用料並びにアンケート郵送料及び督促料等は実施拠点側負担である。また、アンケート発送に伴う郵送費以外の整備維持管理費は事業委託者(国)負担である。
一つだけ疑問に思うのは、中央管理システムのバックアップ対策が見送られていることである。次に述べる士協会システム開発に並行して検討するということなのかもしれないが、バックアップ対策は必須項目であろう。
2.士協会システムb開発
注目は、70,000千円−41,000千円=29,000千円である。
この金額は、士協会システム開発費として、前年同額が計上されたのである。前年同額と云うと聞こえがよいが、H17年度は全く消化できなかった予算額が次年度送りとなったということである。
もちろん否定的に云っているのではない。諸般の事情から前年度においては事業化がかなわなかった当該事業の必要性を、執行部並びに理事会が認め事業予算として承認したということは前向きに考えるべきであり、無事に総会で承認されれば二年連続予算計上された事業を立ち上げる責任も見えて来るというものである。
29,0000千円の積算明細は明らかでないが、ネットワーク構築初期費用並びに基幹システム作成費用が多くを占めるであろう。同時に、新スキーム事業全般の安全管理措置充実を前提になるべく圧縮する方向で検討という備考が付加されている。
全ては、総会での事業計画及び予算案承認後のことではあるが、昨年度より委嘱が継続している「システムアドバイザー:LBS社」では既に幾つかの関係士協会の状況を調査し、事情聴取も終えているようである。H17年度アドバイザー委託の締めくくりとして近いうちに調査報告書や事業企画提案書が提出されるやに仄聞している。
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