新スキーム改善問題の現状

新スキーム改善問題は、かねて『鄙からの発信』が予想したように、峠道に差し掛かっています。 当初の目標どおりに、管理閲覧の安全性担保、並びに利活用の透明性確保が実現するのか、妥協的次善案にて終息するのか、それとも改革改善が頓挫して混迷を深めるかの分岐点が近づいています。
茫猿は今月初旬に、新スキーム改善委員会に招聘されて以降、新スキーム改善問題に関わっています。 関わっていると申しましても、委員委嘱辞令は交付されていず、オブザーバー参加です。 そのことを不満に思っているのではなく、オブザーバーであれコアに位置した以上は全力を傾注したいと考えますと同時に、Web上で不用意な発言は控えたいと考えます。 この問題に関して、最近は沈黙しているのはそのせいです。 本日は可能と考える範囲で、現状について説明します。
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これまでの経緯を概略説明します。
2011.04.??  新スキーム改善委員会設置
2011.06.20  士協会会長会議にて、新スキーム改善委リポート報告
2011.09.21  理事会に第一次改善案報告
2011.10.05  新スキーム改善委員会・企画小委員会に招聘される。
2011.10.05  委員会へシステム構築イメージ図提案。【改善システムの構築イメージ・ファイルを開く】
他にも多くの関連記事を掲載しておりますが、詳しくは『鄙からの発信』:「新スキーム」にて検索の上で、ご覧下さい。 10/05以来というよりも、改善委員会招聘を伝えられた09/22以降の関連記事がございます。
近く、11月01日に常務理事会と士協会会長会議が開催されます。 この両会議に改訂第一次改善案が上程並びに報告される予定です。 改訂第一次改善案は新スキーム委員会において審議継続中であり、どのような報告案が上程されるかは、未だ流動的です。
流動的とはいいながら、安全性担保はほぼ実現される見込です。 透明性確保については、若干の懸念を残しています。
多くの士協会会長や常務理事諸氏の主張に配慮した次善的妥協案が提出されるのか、茫猿がかねてから主張するようなラジカルな抜本的改善案が提出されるか、オブザーバーの茫猿は与り知らないところです。 茫猿は昨夜も抜本的改善案をRea Net:Rea Dataを通じて、関係各位に提出したところですが、その取扱は担当副会長と委員長の裁量に委ねられます。
11/01が終われば、ことの結末如何に関わらず、上程改善案並びに茫猿の提案を開示できるであろうと考えますが、今何かを語ることは信義則上かないません。
11/01開催の両会議の結果如何では、改革が頓挫する可能性が無いわけではありませんが、多少の議論はあっても、委員会提示案が承認されるであろうと予想します。 委員会案で終結すれば、11/15開催の理事会にて最終決定が行われる運びとなりましょう。 その際に、茫猿が次善策に納得するか、あくまで抜本的改革に固執するかは、11/01以降に考えたいと思っています。 読者各位には、新スキーム制度改善が鑑定評価にもたらす影響の大きさに思いを致して、自らのこととしてお考え頂きたいと願います。
《閑話休題》 そんな世間の喧噪をよそに鄙里の秋は日毎に深まっています。 大根、青梗菜、葱、辛味大根、水菜は順調に育っていますし、カボスも柚子も実っています。 まばらに実を付けている柿も秋桜に映えるようになりました。

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